2年ぶりに人にブログが見つかった話

2年前の私へ。

あなたはいま、ジャニーズJr.のオタクをしています。
宝塚で言うと組配属後の新公で5番手ぐらいの役がつくもそこから燻り続け研4新公でようやく2番手の役をするが結局新公主演は1回。
バウは石田作品で完売するがおけぴには出るような作品、理事作品の2番手などをし、バウ2作目。これは中々で、本公演もなかなかの役所。そしていま東上が決まったくらいジャニーズJr.です。
ジャニーズJr.の担当と呼ばれるやつです。

なんと、あなたがその見た直後にブログを書いた勢いのまま局に入って、あれよあれよと応援するぞと思ったジャニーズJr.を見つけます。少年たち新規です。


よってブログは少年たち新規の、新規ブログとなりました。
わからぬまに応援し、現場まで行き、雑誌を買い、動画を見て、充実した日々を過ごしています。
そして、このブログが約2年後に人に読まれます。



アクセス数1年以上経っても30程度だったのが、人に見つかってから12時間で5000近くに増えます。


そもそもジャニオタのフォロワーから回ってきたブログを見て、自由に生きて強く死ぬとかわたし以外にも擦ってる人間いるんだ!などとぬかしてたら自分のブログで腰をぬかします。
2年ぶりのインターネット己ブログとの再会。とんだタイムカプセルでした。
あの頃から同じパスワード使いまわしてるの、やめましょう。



映画、少年たちから今は約2年経ちます。
当時は誰かわからなかった存在をたくさん覚えます。
今なら中村嶺亜さんがパシられてんのおかしいだろとか、鹿に襲われてる渡辺翔太さんが可愛いとか、この間までの西畑大吾さんの髪色は流石に赤房もびっくりの赤さだったな、などとちゃんと思います。

2年近くで未成年男子の顔と名前と好きな食べ物をプロフィールをたくさん覚えました。
年齢非公開の夢、霞を食べてる宝塚のお姉さんたちのプロフィールも覚えて、結びつけて遊んだりしてます。



贔屓にジャニーズの映像をたくさん見せてくれた野口先生、ありがとう。

おかげで自担と出会えました。贔屓はジャニオタではありませんが、私は立派な兼任オタクになりました。

帝劇と日生とクリエと東宝。行く劇場が増えました。
有楽町はでっけー宝島。宝塚の幕間に日生の物販買ったりしました。横にあるってなんて便利なんでしょう!あとあそこにベンチ作った人は神!歩きにくい以外は最高。


観る公演観る公演全てに宝塚OGがいます。つい先日、涙涙ながらち退団公演を終えたと思えば、すぐジャニ現場にて再開。

宝塚辞めたばかりで男と絡むなんとも言えない胸の奥のまだ認めたくないと言う葛藤心と、女の人と恋愛シーンをするのに対するリア恋嫉妬心みたいなものが同時に訪れます。
近所の憧れのお姉さんと、部活の先輩が付き合ってるのを見ちゃったみたいな。よくわかんないですけど。


ちなみにわたしの人生の初・アンダルシアに憧れては宝塚歌劇団雪組でした。


https://youtu.be/gXlFgwMtb7Q
5:25〜 アンダルシアに憧れて


(5:12 〜 ジャニオタが噂でよく聞く宝ジェンヌNo.1であろう朝美絢さんです)




宝塚とジャニーズの共通点は数あれど、双方で1番好きなところはお金の掛け方だと思います。


でっけー装置!ド派手な衣装!回る回るミラーボールか平野紫耀!後ろからどんどこわらわら出てくる人!必要性がうっすらとしかわからないけどないと寂しい階段!
なんかわかんねーけど景気がいい!子どもがたくさん出てきて、歌い踊り笑いよくわからん!
衣装のスパンコールに反射するライト。眩しさに目を細めながらもワクワクする。そう言うものが好きです。


https://youtu.be/z-rjhoP2h_0
3:00〜

これはANNA SUI



1個前のブログで映画・少年たちをロミオとジュリエットだと記載しましたが、2年越しに読んでやってんな〜と思いました。
シェイクスピアは古典的喜劇、そして悲劇、歌劇です。それをきちんと良くも悪くもしっかりと習得した映画、それが少年たちだと思います。

でも、これ大事だと思うし、だからこそわたしがハマれました。


宝塚がNHKで放送される際、しつこいくらい名前がでます。
トップさんも、トップ娘役さんも、2番手も。場面ごとに、衣装が変わることに。場面が変わることに。
実況なんかを見ていると、何度目だよという声を見かけます。私もそう思っていました。

でも、そもそも宝塚ってしつこいほど役名を呼ぶんですよね。
出てくるたびに声をかけられ、相手を呼ぶときは名前を呼びかけ。そうやって、この人はこの役、この演者ですよ、と教えられます。

それってめちゃくちゃありがたいな〜〜〜と思います。


映画少年たちではほとんど衣装は変わりません。

役名も、足が速いからシュンソクなのね。頭がいいからダイケンなのね。1発でわかります。わかった直後にはシュンソクは瞬足で走ってるし、ダイケンは罪と罰読んでる。
そういうわかりやすい、丁寧な作りで覚えました。ジャニーズのこと。

わかりやすいから覚えやすいんだよな、実際。


京本大我さんもさ、なんか登りそうじゃん?壁、実際、ちょっとだけ。
そんなことを考えちゃうくらい陳腐なストーリーだからこそ、考える余裕がてわきる。
中村嶺亜さんも、可愛いな〜と思って最初見てて、だからこそ覚えました。大西流星さんも可愛いなとか。

お話の流れに想像がついて、わかりやすくて、ありがちで、古典的で、だからこそ本人たちをじっくり見て考えてあまつさえ終わったから調べられるほど余力の残された映画でした。

わたしがシェイクスピアの好きなところは、この考えることがある部分。
誰もが知ってる、誰もがわかる、だからこそ役者の力量、そして役者について考えることのできる台本なところが大好きです。

映画、少年たちはそれに近いと思います。


だってわたし絶対、室龍太さんのこと忘れないもん。
あれ、この人だよね!?死にそうだった人……死なんのかい!wwあら歌うと意外と……happy♪
8.8で見たとき、嬉しかったです。死ななかった人だわ!!


それからパフォーマンスしてた若き子たち。

宝塚の選抜ゾーンで誰がいた、誰がいなかった。銀橋を渡り切った。コーラスがついてた。その度に息が切れそうになりながらオペラグラスを構えます。

早くなる鼓動の中で衣装についたスパンコールの量、ズボンのラインの本数、カラスの飾りは華やかか、肩に羽は乗っているか、上手に立ってるのはどちらか、隣の人と見比べながら必死に構えます。

世界で1番生きた心地がしなくて、1番最高の瞬間。
映画、少年たちショーパート中ずっとコレでした。


本来は1番華やかさを、エンターテイメントを楽しめる瞬間だと思います。
すげー!ってなります。宝塚とジャニーズの違い、このバリエーションでもある。いや、宝塚でもローラースケート履いた作品あるけど、ショーではないし、お面くるくるとか普通にテンション上がります。


でも、この瞬間、必死に構えてしまう。

比べないと、確認しないと、そんな思いで手が震える。
そもそも、このシーンにいない場合だってある。このシーンにいるのがいいのか、それともいないことでメイン筋に関わっているのがいいのか。
誰にもわからないはずなのに、なんだか早まって確認する。
立ち位置は、衣装は、マイクはついてるのか、歌割りは誰からか、ピンスポは誰に当たってるのか。


ここまで、登場人物をずっとずっと考えてきた人間に対して見せるもんじゃねー!!!!!と思います。
すごいこわい。すごい、なんかグロテスクにも思える。
終わればamazingと褒め称える人たち。

このシーンがある意図、演じた人たちの選定理由、絶対知りたくないし、でも頭の中に引っかかってずっとずっとモヤモヤすんだろうなぁと思います。

綺麗で一瞬だったステージと、薄暗く長い少年院。
きれいはきたない。きたないはきれい。


一昨年、えび座を観ました。

作中、ジャニーズを目立たせたいと思ったジャニーさんはあえて顔を出さず、シルエットだけで出演させたという逸話がありました(逸話?伝記?)

本人たちはせっかくのチャンスなんだから掴みたい、と反対します。顔を出したいと主張した当人を押し切り、シルエットだけを出す。
結果、そのセンセーショナルな演出は茶の間に受けあれは誰なのかと問い合わせが殺到するという話でした。

なんか、そういうことしちゃうんだよな〜って悔しかったです。


やり方が、あってたとかは知らないですが、そういうことをしちゃうエネルギーがある人で、それがすごい悔しかったです。

2019年まで、あの年で(いくつなのかは知らん)その熱量をもって、こんなグロテスクなシーンを入れろっていうの、そりゃすげーーーーわ。
ショーシーンって具体的にしっかりと顔アップでこの子って思えるほどがっつり映るところがなくて、名前もきちんと認識できなくて。
だからこそ気になる人は自分で調べる必要があって。


一つの作品に刷り込ませるほどのバックボーン盛り込み人物たちと、豪華絢爛華やかエンターテイメントを盛り込んで、それを対比させるバランス。
怖かったです。きれいはきたない。きたないはきれい。


これは与太話ですが、えび座でウエストサイドストーリーが出てきた際、ふと、この少年たちを思い出しました。

エストサイドストーリー作中で、トニーとマリアが出逢おうとした際、トニーだけ撃たれて死ぬシーン。あそこの緊張感がめちゃくちゃ嫌いです。
怖くて、息が詰まりそうで、喉が引き攣って、目の筋肉を使って瞬きさえ許されない中で、お腹の奥がぐっと重くなる。
京本大我さんが目を引くために壁を伝うシーンで、同じ思いになったことを思い出しました。


ジェッツと、シャークス無く、マリアを前に全員が人間としての感情を向け、マリアを見ている図。それと重なる気がしました。


エストサイドストーリーとロミオとジュリエットどっちやねん、というのは両方見て感じてください。


なんと宝塚歌劇団星組ロミオとジュリエットと、道枝駿佑さん主演ロミオとジュリエットがやります。同じ時期に。ウエストサイドストーリーは映画が名作なのでぜひ。

(リンク貼ろうと思ったけどロミオとジュリエットで調べてたら上田竜也さんの写真出てきて眺めてるうちに気力尽きた)(上田竜也さんの顔)




実際のところ、ショータイムに私が感じた気味の悪さはそれっぽかったのかも、もうわかりません。

映画、少年たちを見終えてからたくさんのことがあり、当時夢見られていた2020年とはほど遠い時を過ごし2021年になりました。


いやほんと、すげーーーーーと思います。
驚いたし悲しかったしそれでもよかったことってあるし、このブログが人に読まれるとか!小さなことも、大きなこともありました。


直近で言えばレスリーキーさんが松村北斗さんを撮影したり!
おう!宝塚オタクはレスリーキーと篠山紀信の写真は親の顔より見たからな!
蜷川実花もまぁ従兄弟の顔くらいは見る!でもこれはジャニオタもそうかもしれん。


思っていた残酷な世界では無く、もっと残酷であり、それでも素敵な世界が続いています。
こういうのを、Show must go onと言うのだとも、知りました。


ジャニーズのツアーが開催されれば、お!ここは宝塚の全ツで行った劇場ですな!等も思えます。

カンパニーを宝塚でやったと思えばジャニーズでもやります。

暁千星さんをJr.SPの真ん中に置いてみたいだとか、うきなすでメランコリックジゴロやってほしいだとか、川島如恵留さんパレード階段降りの時ナイアガラ付けてても背筋真っ直ぐで一度も下見ずに降りてきそうだとか、彩風咲奈さんとラウールさんどっちが足長いかなとか考えて過ごしてます。

極美慎さんめちゃくちゃIMPACTorsにいそうと思って、極美慎 IMPACTors とかでパブサしたりもしてます。ヒット数0です。
月城かなと Snow Manは4つくらい引っかかってうれしい。

ジャニアイの最後涙くんさよならをしれっとさようなら皆様に変えてみたいともいつも思っています。

相変わらず1人で考えてるだけで友達はいません。


全然関係ないけど、ジャニオタと宝塚オタク、「春の踊りは?」と聞かれて絶対に答えられる率1000000%なところも共通点だと思う。
あと帝国劇場の1階のトイレは上手か下手かクイズ。



でも、思ったより兼任のオタクはいるらしいです。

母なる海ことインターネットがいると言っています。そして、このインターネットにより、2年前のこの感情を思い出せてうれしかったです。

ありがとうインターネット。ありがとうジャニーズ。ありがとう宝塚。ありがとう野口先生!!!!


https://youtu.be/i4oUgpMbfnM